鈴木貴男オフィシャルブログ 『SUZUKI TAKAO BLOG』 プロテニスプレイヤー鈴木貴男のオフィシャルブログです。

おはようございます！
貴男です。東京・フランクフルト・ミラノ・パルマの移動から１日が経ちましたが、昨日はホテルの周りを散策して町をチェックしてきました。ホテルがある場所はパルマの中心街からは約１０キロほど離れていて近くにはコインランドリーやレストランもあるので生き抜くには大丈夫そうです。
今日はこれから会場に行ってみようと思いますが、誰か選手いるかな？ヨーロッパの選手達は、移動が近いので前日入りの選手が多く、試合が終わるとすぐに帰る傾向があります。それと色々な国でクラブマッチに出場している選手も多いので戻らなければいけないという理由もありますけどね。
こちらは、思っていたよりも気温が高くありません。フレンチオープンが開催しているパリも寒そうだし、ヨーロッパ全体的に寒いのかな？さて今は体調を整えるのが一番の仕事なので、時差と戦いながらも美味しいイタリアンを堪能したいと思います。
それでは、また・・・。貴男

こんにちは！貴男です。
２８日の深夜に日本を経ち、フランクフルト経由でミラノ・マルペンサ空港に到着し、ミラノ中央駅まではバスに乗り、パルマまで約１時間ほど電車に乗って先ほど無事にホテルにチェックインしました。長旅でしたが、久しぶりのイタリアはやっぱり落ち着きますね。
テレビでは、フレンチオープンが見れるし早めに現地入りしたので、体調管理を第一に考えて試合までの日々を過ごしたいと思います。前回のスウェーデンもそうでしたが、レッドクレーの大会出場するからこそ学べるもの経験できるものが沢山あるので、それらを大切にすると共に勝利に対する気持ちも忘れないようにしたいと思います。
それでは、また・・・。貴男

こんばんは！貴男です。
今日は、午前中に調布市深大寺にある「桜田クラブ」のクレーコートで練習をしました。天気が良かったこともあり、クレーコートを楽しんでプレー出来ています。
スウェーデンから帰ってきて数日間はハードコートで練習をしましたが、こうして１年の中で少しでもクレーコートでプレーする時間を設けることによって、自分のテニスのレベルを確認をすることができます。どうしても速いコートで練習したり試合をするとごまかしてしまうショットが多くなったり、戦術的にも淡白になってしまうので、この期間を大切にしたいと思います。
イタリアへの出発まで日本を堪能しつつ遠征の準備をして、何としても充実した大会にしたいと思います。それでは、また・・・・。貴男

おはようございます！貴男です。
昨日は朝が涼しかったので、それほど暑くならないだろうなと思っていたら、練習中は予想以上に暑く感じました。練習は午後から行いましたが、中村先生にお願いし浦和学院のクレーコートを借りました。学生達は、ちょうどインターハイ予選の最中だったので、男子生徒が数人使っていたのみで十分に出来ました。
もちろんパリで行われているフレンチオープンのようなハードコートに使いくらいバウンドが綺麗なコートではありませんが、そんな状況の中でもイレギュラーバウンドを楽しみながらゲーム練習をしました。イレギュラーバウンドが無いほうが苦労しませんが、そんなことも楽しめるようにならないとクレーコートでは勝てないし、それも能力の一部だと思います。
今日と明日もクレーコートで練習し、それからイタリアへ出発します。それでは、また・・・・・。貴男

おはようございます！貴男です。
昨日は、以前にもお邪魔した「青山学院」のコートで練習をさせてもらいました。これまた年２回ほど開催しているテニス教室の日だったので、何という偶然！監督の山下はジュニア時代からの同期で、新しく女子部のキャプテンには札幌出身の山下ちなみが就任？任命？されたようです。
キャプテンとしての苦労は大変だと思いますが、この経験を将来に生かすためにも絶対にやってやるという強い気持ちで夏の大会やリーグ戦を戦ってほしいです。山下監督との縁もあるので影ながら応援しています。さてパリではフレンチオープンが今日からスタートし、日本各地では、夏の全国大会に向けて地域予選などの真っ最中だと思います。
この時期の成績次第で夏の以降のスケジュールはもちろんのこと、進学する学校や就職先を決めることもあるでしょう。結果はもちろん大切ですが、ぜひとも悔いの無い戦いをしてほしいと思います。そんなジュニア達や学生達に負けないように僕自身も更なる努力を積み重ねていきます。
それでは、また・・・・。貴男

おはようございます！貴男です。
昨日は、１週間ぶりの「ピラティス」を受けてから、久しぶりに「慶應大学」にて谷本君と練習を行いました。彼は先日の「早慶戦」でシングルスとダブルスに出ていて、ダンロップジュニアキャンプで知り合いました。
彼だけに限らず大学生の中には素晴らしい才能を持った選手がいます。プロになれるか？とか世界に通用するか？ということではなく、学生達が思っているよりも才能を持っているということです。学生だから出場する大会は制限されますが、学生と言う枠に自分で自分を閉じ込めるのでなく、練習の段階から高いモチベーションを持って取り組んでほしいと思います。
そうすればより高いステージで戦うことが可能になり、自分の才能を更に生かすことにもつながります。一人でも多くの学生がこれまで以上の活躍が出来ることを期待しています。さてイタリア遠征の出発に向けて残り数日ですが、練習・トレーニング・治療・休養のバランスに気をつけながら充実した日々を過ごしたいと思います。
それでは、また・・・・・。貴男

おはようございます！貴男です。
昨日から急に気温が上がりましたが、皆さんは体調など崩していませんか？僕は、一昨日は佐藤（文平）選手と関口選手の３人で、昨日は関口選手と２人で練習を行いました。スウェーデンから帰国し約１週間が経ち時差ボケは抜けていますが、あの場所で感じたこと学んだことをコートの中で生かしていることを実感しています。今まで何度もクレーコートから戻る度に感じていましたが、この年齢になっても再確認できることは素直に嬉しいです。
さて今後の予定ですが、６月３日の週から始まるイタリアのフューチャーズに２大会行くことにしました。１５０００ドルなので予選からになりますが、自分の求めるものがあると信じているし、フューチャーズの後にミラノチャレンジャーもあるので出れるかどうかは分かりませんが、サインだけはしたいと思います。その後に札幌と柏のフューチャーズです。
自分にとってこの選択が正しいかどうかは結果だけなく、イタリアで過ごす毎日の日々で決まるはず。試合と練習でコートに入ったら年齢もランキングも関係なくファイトして、全てが自分のテニスへの糧となるようにしたいと思います。
それでは、また・・・・。貴男

こんばんは！貴男です。
今日は、土日の二日間を使って行われていた伝統の「早慶戦」を東伏見の早稲田大学のコートに観戦に行ってきました。時折、風が強かったものの思ったよりも天気が良くて無事に終わりました。僕自身は、両大学の出身者ではないし監督・スタッフを含めお互いの学生達にはお世話になっていることが多いので、どちらが勝つか？というよりもどんな戦いを見せてくれるかに興味があります。
一緒に練習したことのある学生が「早慶戦」という舞台をどのように感じ、その中でどんなパフォーマンスを発揮するかが楽しみなのです。テニスというスポーツは、選手同士の相性だったりその日の調子によって左右される部分が大きく、けっしてランキングだけでは判断できないし、両大学の関係者が大勢観戦している「早慶戦」では、更に分かりません。
僕の中での団体戦は、デ杯と日本リーグを経験しているもののそれとはまた違ったものなのでしょうね。こればかりは、経験した学生にしか分かりません。ただ僕が見ていて感じたことは、もっと「早慶戦」を楽しんでいるぞっていう笑顔を学生達から見たい。こんなこと言ったら笑い（笑顔）なんて必要ないって言う方もいるだろうし、笑っていたら相手に隙を見せるなんて言われてしまいそうです。
もちろんいつも以上に真剣に戦うのですが、試合前と試合中の気持ちの中で選手として戦えて嬉しい、ここで最高のパフォーマンスを出すんだという思いの結果が勝利に結びつき勝った瞬間に喜びを爆発させる笑顔！！が見たいなって単純に感じたのです。けっして喜んでないとか楽しそうじゃないと言っているわけではなく、テニスというスポーツを通じて上でお互いの大学の代表として戦っているということを重視してほしい。
テニスが楽しくて試合がドキドキして面白いって感じながらプレーするからこそ、日頃の練習の成果や時には、予想以上のパフォーマンスだったり粘りだったり、プロの試合にも引けを取らない試合があるのではないでしょうか？
今回の「早慶戦」で負けてしまったペアーや選手は落ち込まないでほしいと思うし、勝った選手もこれで全てが解決されるわけではなく、上手くなりたい強くなりたいと今まで以上にモチベーションを上げてほしいと思います。学生もスタッフも自分の全てを出して戦い勝っても負けても両者（両大学）から笑顔が溢れる戦いを期待しています。
観戦者の一人として僕が感じたことを書いたので、「早慶戦」に対する批判でも何でもありません。その点だけは、十分にご理解ください。それでは、また・・・・。貴男

おはようございます！貴男です。
まだ少々時差ボケがあるので、朝は早く起きてしまいますが、昼間に寝ないようにしているのでいいほうです。昨日は、前日の雨の影響か日差しは強いものの涼しい風が吹く中で早稲田大学のコートを借りて、片山選手と１時間ちょっとほど打ちました。久々のハードコートでしたが、クレーコートでやっていたのでイレギュラーがないことが楽で特にストロークの感触が良かったです。
もちろん選手それぞれの得意不得意はあると思いますが、打つボールの数が多いショットほど上手くなるし、感覚が良くなるものですね。ボールを飛ばし、しっかり打たなければいけないことでラケットを力強く振るようになる。これがクレーコートでプレーすることによる効果の一つなんだなと感じながらの練習でした。
午後は、これまた久々にピラティスとマッサージを受けてきました。ピラティスは、本当に体の芯に効くものであり、集中力を必要とする内容です。僕の場合は、正しい動きを覚えることによって、怪我をする確立を減らしコートの中でシンプルに動くことで効率の良いテニスをすることが目的です。
さて話は変わりますが、来週からはパリでフレンチオープンの予選が始まり今週は、ローマでイタリアンオープンが開催されていますね。マレーが怪我をしたり、ジョコビッチがベルディッヒに負けたりする中で、ナダルが好調を維持しフェデラーが現在ナイトマッチを戦っています。僕が注目したのは、フランスのＰＡＩＲＥです。ドロップショットを多用するし、どんな場面でも淡々とプレーし掴みどころがない選手に僕は見えます。
その他にもフレンチオープンで波乱を巻き起こす選手が必ず現れると思うので、ぜひ皆さんも注目しましょう。レッドクレーはいつも以上にタフな戦いになると思いますが、日本人選手の活躍を期待しています。それでは、また・・・・・。貴男

おはようございます！貴男です。
昨日の飛行機で無事に帰国し、２週間振りの東京です。ボスタッドは小さな町でしたので、普段以上に東京が大都会に感じます。まあ東京という町は、世界的に見ても大都会なんですが、ボスタッドに２週間居たからあれが普通になってたもんで・・・・。
さて時差の方は、思ったよりも何とかなっていますが、まだまだ１日経ったばかりですからこの先はどうなるかな？体調の方は特別に悪いわけではないのですが、ピラティスやマッサージを受けてまずは、時差調整をしながら体調管理を優先したいと思います。
それでは、また・・・・・。貴男

こんばんは！貴男です。
このメッセージは、デンマークのコペンハーゲンから成田に向かう機内で書いています。日本は、夜中の時間なので多くの方々が眠っている頃でしょう。出発してから２本ほど映画を見ましたが、コペンハーゲンを１６時頃に出ているのでちょっとしか寝れません。たぶん日本に着く頃がちょうどヨーロッパの夜中になるから着いてからがきつくなる。しかも日本時間の朝の９時半に着くから一日起きてられるかな？
遠征する度に感じますが、東に移動するときついんです。日本からアメリカとヨーロッパから日本の移動がきつい。それに比べたら日本からヨーロッパとアメリカから日本は、時差を感じることはあるものの大丈夫な方です。昔、プロ１年目にヨーロッパから戻って、そのままの足で福岡の博多の森のこけら落としのイベントに向かいました。着いた日の夜は一睡も出来ず、しかも翌日のイベントでは予想以上に暑い中でシングルス２セットとミックス１セットをやったら、途中で完全に足が攣って、相手にあんまり走らせないでくださいってお願いしてしまいました。
本当の試合ならいいけど、エキシビジョンマッチですからね（笑）この時にはっきりと理解しました。寝れないってことが一番体に良くないことだと。さて話がプロ１年目の話題に触れたところで、確かあと２年でプロ選手生活２０年を迎えようとしています。芸能人や歌手なら何十周年記念なんて大々的にやりますが、よう２０年近くも選手をやってますね。って自分事ですが・・・・。最近では、３０歳を越えても世界のトップで戦う選手が増えたから、あんまり年齢のことは言い訳に出来ないし、年齢を上手く受け入れながらプレーをしたり、関係なく奮起したりと楽しんでいるようにも見えます。
僕は、どうなのかな？テニスは大好きだし、今でも上手くなりたいと思って努力していますが、プロの選手として大事な結果が出ていないことを考えると、試合で勝たないと意味が無いんじゃないかとも思います。自分のプレーを魅せること・クリニックやイベントでテニスを通じて色々な方々に伝えることも大切ですが、やはり結果が出ずにランキングが下がってしまうのは選手としてやっている上ではと？？マークがつきます。若い時は怪我してもすぐに回復するし、復活するチャンスは沢山ありましたが、今は自分で決断して自分で掴むしかありません。若い選手がどんどん出てきてランキングも抜かれている、この現状を自分はどうするのか？自分の心の中は、まだまだやりましょうよって一緒に戦ってくれる自分ともう十分戦ってきたし、そろそろ違う自分も試してみたらって新たな可能性を見出そうとする自分がいます。
今すぐに答えを見つけなければいけないわけじゃないし、焦ることはないと思っています。何もしないとただ日々は過ぎていくので、自分に必要な努力だけは怠らないように過ごしたいと思います。何かこんなメッセージを書いたら「あれ？貴男はやめようとしてる？」なんて思われそうですが、そういうことではなくて僕の気持ちはこうですよって書いただけです。
先週のボスタッドの会場で、たぶん選手のお父さんだと思いますが、いきなり僕の名前を呼んだから知り合いかな？って不思議な顔をしていたら「おまえの試合を見たぞ！９８年のストックホルムオープンの１回戦でエンクイスト（スウェーデン）を破った試合だ」って言ってくれたんです。僕は、つい１５年も前のことだねって言いましたが、心の中ではすごく嬉しかったです。スウェーデンに来なければ言われなかった言葉とここまで来なければ会えなかったかもしれない人達が、今回の遠征の一番の収穫かもしれません。
試合で勝つことやポイントじゃないことはプロとして残念ですが、人間が成長する上で大事なものは様々な形をしているから、これからも特に感性を大切にしたいと思います。それでは、また・・・・。追伸・無事に着きました。貴男

こんにちは！貴男です。
昨日の試合が終わってから、会場からすぐ（と言っても大荷物を８００メートルほど）のボスタッド駅からデンマークのコペンハーゲン空港駅まで電車で移動しました。電車は約２時間ほどで着き、出来るだけ空港に近いホテルを探し、何とかフライトを変更し無事に帰れそうです。なので今は、空港のラウンジです。
敗戦から一夜が経ちますが、試合に負けてすぐは「もうやめてやる」とか「こんな結果でいいのか？」など完全にネガティブな気持ちばかりなのですが、何でしょうね。少し時間が経つと、次はこんな練習・トレーニングをやって体のケアーもしてと次への準備の気持ちが沸いてくる。きっとこの気持ちが沸いてこなかったら、やめるんだろうな～～～なんて思ったりもします。
ここは僕のホームページであり、僕の気持ちを変に隠さずに書くべき場所だと思います。いやいやこれは本音じゃないと疑ってもいいし信じてもいいし、皆さんのお好きなようにしてください。ただ何かを思ったり感じていることは、時間が経ってから素直に書くのは難しいからあえて書けるときに本音を書いておこうと思っているだけです。後になると少し前と違う思いだったり、考え方だったりしても別に恥ずかしくない。
ずっと同じ考え方の方がが不思議だと思います。だって僕の性格を知っている人は、絶対に「ピラティス」には手を出さないって分かってるからね（笑）さて帰ったら体のチェックも含めて「ピラティス」にも行って、マッサージを受けて治療します。今回の遠征で感じたこともふまえて、これからの自分の方向性を整理する時間を作り、また元気にコートでテニスが出来るようにしたいと思います。今回の遠征も含めて、毎週・毎日応援してくれる皆さん、本当にありがとうございます！！なかなか期待に応えれなくて自分でも歯痒さを感じていますが、この時間や経験が必ず役に立つ時がくると思うので、これからも応援よろしくお願いします。
それでは、また・・・・。貴男

こんばんは！貴男です。
今日行われたボスタッド・フューチャーズ３の本戦１回戦は、ポーランドのパンフィルに２－６・４－６で負けました。先週の試合が終わってから、練習の中でやれることを最大限にやって準備しましたが、寒さと強風と相手が左利きというコンディションでは、勝利するまでに至りませんでした。
これでスウェーデンの遠征は終了になりますが、さすがに去年から納得のいく結果が出ていないので、悔しさと言うよりも情けない。自分のことですから何とかしなければいけないのですが・・・・・。もちろん落ち込んでいないで、体と気持ちを切り替えなければいけないのは分かっています。少しだけその時間に費やして、また元気に自信を持って試合に望めるようにしたいと思います。
次に決まっている試合は、札幌と柏のフューチャーズですが、それまではどの大会に出るのか？未定です。それでは、また・・・・・。貴男

こんにちは！貴男です。
昨日あたりから少し気温が下がり、雨が降ることもあるボスタッドですが、練習には特に影響なく元気にしています。今日からスウェーデン・フューチャーズ３の予選が始まり、会場には多くの選手がいます。先週もそうですが、女子の１万ドルの大会も一緒に開催しているので、色々な国から集まっています。もちろんフューチャーズなので、１９７０年代生まれの選手は僕だけで、一番近い選手でも８０年生まれが一人でほとんどの選手が１０代から２０代前半の選手です。まあコートに入ってしまえばそんなことは関係ないのですが、最後までコート中を元気に走り回っている姿はちょっとだけ羨ましいなと思います（笑）
さて応援メッセージに質問がありましたので、僕なりに答えたいと思います。まずクレーコートで育つとイレギュラーバウンドに対してとフットワークの部分でバランスを整えるための対応が良くなります。そして簡単にポイントが決まらないので、色々な球種を使い相手のバランスを崩すことを心がけ、それに対応する相手のボールを予測し、主導権を握れるようにボールをコントロールすることが必要になります。
もちろんスピン系の力強いボールをメインに組み立てる選手が多いですが、スライスで弾まなくハードヒットしにくいボールを使ったり、相手をベースライン後方に押しやっておいて短いボールを引き出してドロップショットを使ったりするなどの駆け引きの部分が重要になります。そうするとハードコートや速いサーフェイスのようにエース（全てのショットで）を量産できないので、テニスの基礎である自分から簡単にミスをしないということが大前提になるのです。
サーブでは確立を重視し、バックハンドの高い所にファーストサーブから打つ作戦や相手をワイドに追い出して３球目をオープンコートに打ったり、同じ体勢から逆をついたり、またはサーブ＆ボレーを使ってレシーバーに変化を付けさせることです。もちろんネットプレーも重要になります。ハードコートよりもボレーやスマッシュを一発で決めるのが難しくなりますが、だからと言ってネットに出ないと相手にプレッシャーがかかりません。ストロークの展開で相手が体勢を崩したり、力強いアプローチショットを打ってボレーで勝負するということも必要になるでしょう。
ただ決まりにくいのは事実なので、ボレーのコントロールやドロップボレーの重要性は認識してプレーした方がいいと思います。僕は、このようなことを頭に入れておけば、日本中で特に多いオムニコートでプレーする場合で大きな違いが出てくると思います。オムニコートで大事な大会があるからオムニコートで勝てる戦術やショットを身に付けるのもいいかもしれませんが、根本のテニスの質（レベル）が問われるのは、アマチュアだろうが世界のトップだろうが一緒です。ショットの速さ？タイミングの速さ？確かに重要です。
僕もそれで勝ってきた試合はいくつもあります。しかし、テニスというスポーツにネットとアウトがある以上はショットの速さというものには限度があるのです。それを踏まえながらより良いショットを身に付け、そのショットを戦術の中に入れてポイントを取る意識を常に持ち続けられれば上達する可能性は十分にあると思います。長文になりましたが、少しでも理解していただけると嬉しいです。
それでは、また・・・・・。貴男

こんにちは！貴男です。
今日のボスタッドは、朝から１０時過ぎまで雨が降っていて、一日中降るのかな？と思っていたら止んで１２時から練習にはコートが使える状況だったのでラッキーでした。こちらのテニスセンターでコーチをしている方に選手をアレンジしてもらいました。このコーチは、ＡＴＰツアーでスウェーデンの選手に帯同していて面識があり、ここでは数少ない知り合いの一人だったので助かりました。
練習をしたのは１７歳の選手で、この２大会の後にイタリアンオープンとフレンチオープンのジュニアに出場するようです。色々なタイプの選手と練習をすることによって、対応力が培われコートに慣れることも出来るし、当初よりもボールを飛ばすことが楽に感じてきました。ハードコートだけでやっていたら感じないことがレッドクレーで感じさせてくれるので、僕はレッドクレーを「最高の先生」と呼んでいます。もちろん喋らないので何かをアドバイスしてくれるわけじゃないけど、ここでプレーすることで簡単に決まらないからこそ必要と感じるものが沢山あるからです。
日本人がクレーコートスペシャリストにはなれないけど、自分の中で苦にしないようになると他のサーフェイスでのプレーレベルが一気に上がると思います。今の時代は、レッドクレーで強い選手は、他のサーフェイスでも強いですからね。まさしくテニスの基礎がここ（レッドクレー）にあると思います。さて試合までの残りの日々で少しでも何かを学び、自分のテニスに自信が持てるように頑張ります！！
それでは、また・・・・。貴男

こんにちは！貴男です。
こちらＢＡＳＴＡＤは、来た時よりもかなり暖かくなり、やっと春らしい感じになってきました。着いた時は、風は冷たいしジャンパーは手放せない状況だったので、まさしくテニス日和の毎日です。予選で負けてから数日が経ちましたが、一緒に練習する相手を探しクレーコートに慣れるため必死にもがいています。本戦で戦っている選手の試合を見ながら、イメージを良くして、ほとんどの選手の名前と顔が一致しないから情報を集めています。
さてレッドクレーですが、簡単にポイントが決まらないから選手の本当の姿が出てきます。試合のスタートは良くても、セットの後半になると我慢が出来ずに崩れたり、大切なポイントになると、ショットの選択を間違えてミスをする。しっかり動いて走って１球でも多く返すこと、色々な球種と確実なコントロールに加え、力強いストロークが必要となります。もちろんサーブに関しても確立を保ちながらも相手に少しでもダメージが与えられるようにしなければいけません。
そして何よりも腰の高さで打てるショットが多いハードコートに比べ、肩より高い所で打たされ、ドロップショットの選択と処理には、本当に勉強になります。こればかりはレッドクレー特有と言ってもいいでしょう。来週の試合に向けてもっと慣れて楽しく試合が出来るように毎日を大切に過ごしたいと思います。
それでは、また・・・・。貴男

こんにちは！貴男です。
今日から始まったスウェーデン・フューチャーズ２の予選は、１回戦５－７・２－６で負けました。まだまだレッドクレーに慣れていないのもありますが、風にも悩まされた試合でした。１ポイントを取るのに何本ものショットが必要になるため、相手よりもミスが多くては勝てません。来週は本戦からになると思うので、試合まで少しでも慣れて今週よりも良いプレーが出来るように努力します。
いくら自分が望んで来た遠征とは言え、負けるとさすがに凹みますね。６歳からテニス始め、高校を卒業しプロになりここまで来ましたが、今まで何度負けたことでしょうか？何度勝ってきたことでしょうか？少しでも長く現役を続けたいと思っている以上、ランキングを維持し上げていかなくてはなりません。自分が思っている以上に簡単なことではないと感じているのは事実です。これから先どのくらいまでパフォーマンスを維持できるのか？モチベーションを維持できるのか？こればかりは誰にも予想がつかないものです。
さて気持ちを上向かせるためにもトレーニングしてきます。それでは、また・・・・。貴男

おはようございます！貴男です。
昨日の朝の飛行機でストックホルムからＢＡＳＴＡＤ（ボスタッド）に移動してきました。会場に無事着いて昼食を取ろうとしたら、９７年のアメリカのチャレンジャーで対戦したこともあるヘンリック・ホルムさんに会いました。ここのテニスセンターでコーチをしているとのことだったので、夕方の練習に混ぜてもらいました。
練習を始めようとしたら、生徒の一人が以前に岩渕さんのコーチをしていたハンス・シモンソンさんの息子だと言うのです。こんな偶然続きでビックリで、父のハンスとも久々に再開し色々と話をすることが出来ました。こちらの気候は朝晩は冷えますが、日中はまあまあな暖かさです。試合の方は、予選からになると思うので、明日から始まります。久々のヨーロッパにしては時差ボケが悪くはありませんが、レッドクレーに慣れるのはちょっと時間がかかりそうです。
日本にいる時みたいに物事が簡単に進まないからこそ遠征の価値があるので、難しさを楽しさに変えて日々頑張ろうと思います。それでは、また・・・・・。貴男

おはようございます！貴男です。
現地時間の１日夕方１８時過ぎに無事ストックホルムのホテルに着きました。デンマークのコペンハーゲンで乗り継いで北欧に上陸です。空港のホテルで一夜を過ごし、これから準備をして国内線の飛行機に乗ります。どんな場所なのかな？田舎？都会？
場所は、ストックホルムから見て左下の方角に行きます。地図で見るとコペンハーゲンにまた近づくのです。無事に着くことを祈っております。何もアクシデントがなければ、きっと昼前には着くと思います。
それでは、また・・・・。貴男

おはようございます！貴男です。
今朝は、雲が多く雨が降っている東京ですが、皆さんは、いかがお過ごしですか？僕は、ゴールデンウィーク前半は、テニスマガジン・テニス３６５・武蔵野ドームテニススクール（ダンロップスポーツマーケティング）にてイベントを行いました。この３日間は、天気が良くて風も少ししか吹かなかったからテニスには、最高でした。詳しいイベントの内容は、遠征に出かけてからということでお許しください。
ということで、間もなくスウェーデンに出発します。成田～コペンハーゲン～ストックホルムと飛行機を乗り継ぎます。そしてストックホルムで１泊して翌日にＢＡＳＴＡＤという町にまたまた飛行機とタクシーを乗り継いだら着くと思います。ストックホルムには行ったことがありますが、今回のＢＡＳＴＡＤは初めてなので無事に着くことを願います。
右肩の状態も良くなったし、今回は、あえてレッドクレーのスウェーデンを選びました。ポイント獲得だけを考えればハードコートの大会がありますが、自分の気持ちの中でせめて１年に何度かはレッドクレーで揉まれて自分に刺激を入れたいと感じたのです。それをイタリアやスペインではなくスウェーデンにしたのは、自分に北欧の大会での経験が少ないからです。
どんな場所でどんな選手でどんなスタイルなのか？行かなければ分からない。そして、その場所で一つでも多く勝って貴重な経験をしたいと思ったからです。今になって、なんでまたヨーロッパのレッドクレーに行くの？って思われたり、勝ってこそプロなんだから勝てる確立の高い大会を選ぶのが当たり前だと思います。でもその当たり前に慣れてしまうと自分のテニスが面白くなくなり、プレーの幅が狭くなります。
僕のプレースタイルは現代の当たり前じゃないんだから、行動と思考もちょっとぐらい当たり前じゃない方が合うでしょ（笑）だから今回の遠征は、プロに成り立ての頃のようなドキドキ感が強いです。まずは、無事に試合会場に着くことを・・・・・。
それでは、行ってきます。ｐ、ｓ連休中の３日間のイベントに参加してくれた方々、そして協力してくれたスタッフの皆さんありがとうございました！！とても充実した時間を過ごすことが出来たので、遠征に向けて良いエネルギーを溜めることが出来ました。貴男